
新築に住んだら掃除がラクになって毎日をキレイなリビングやお風呂で暮らせる。と思っていた。しかしそんな考えは甘かった。家をキレイに保つことはどんな家でも正直言ってかなり大変。というか昔の私には出来なかった。なぜなら掃除に多くの時間と労力は使えない。いや、使えるけれど使いたくなかった。
そんな私でも掃除のプロになれるクリンネストの資格に出会い、クリンネスト流に日々の掃除を実践することで、頑張りすぎずに家をキレイに保つことができるようになった。
そこで家の掃除で悩んでいる方にクリンネスト流の掃除方法を学んだ私の考え方や掃除方法をシェアしたい。家の掃除の参考してほしい。

こんにちわ。管理人です。
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【事実】新築もわずか3か月でピンク汚れ(体験談)

新築なら家をキレイに保つことができると思っていたけど甘かった。これまで掃除をあまりしてこなかった人間がいきなり一戸建ての新築に住んで、家をキレイに保てるというのはただの幻想。実際に住み始めると仕事、買い物、料理、そこに育児も加わるとあっという間に1日は終わる。毎日の慌ただしさにかまけて掃除は疎かになっていた。
結果、設計したはずの新築もわずか3か月でピンク汚れやサビ汚れが発生した。
恥

築3か月(築3年ではない)でピンク汚れとサビ汚れ。プロとして建築に携わる仕事をしていながら、自分の家は築3か月でピンク汚れとサビ汚れが出たなんて恥かしくて言えない。それ以上に、3か月しか新築のキレイを維持できなかった自分が悔しかった。
さらに、これまで新築やリフォームで担当させてもらったお客様にも同じ思いをさせていたかもしれないと思った時、急に申し訳なくなった。アフター対応は大切にしているつもりだった。不具合が起きた時の対応や定期的なご連絡は。
【脱自己流】掃除のプロであるクリンネストから技を学ぶ決意

思い立ったら吉日。すぐに掃除の実学を学べる資格を探した。ほとんどがオンライン講習の中で、掃除のプロに直接お会いして学べるのがクリンネストだった。質問したいことが山ほどある私にはこれしかないと思いすぐに申し込み。翌日には講習を受講するため東京にいた。
クリンネストとは

私が受講したクリンネストは、日本で初めて家事代行サービスを始めたミニメイド・サービス(株)が30年以上の掃除ノウハウをもとにした資格。まだ新しい資格なので世の中にはあまり認知されていないけど、その内容はさすが30年以上の掃除ノウハウをもとにしているだけある。圧倒的な理論と実践。まさに私が知りたかった話が盛り沢山で、掃除の世界の話に引き込まれた。

さらに人とのご縁にも恵まれた。少ない生徒でも最後まで熱心にお話してくれるクリンネストの先生。そして共通の設計士からお世話になっていた受講生。誰もが同じ悩みを持つ事実を知ることで掃除への興味関心は一層深まった。とても恵まれた環境の中で、私は掃除の理論と実践を学んだ。
【結論】「掃除の頻度」が大事

クリンネストでの学び、そして日々自宅の掃除を行う中で、家をキレイに保つ掃除で最も大事なことがわかった。
それが掃除の頻度。
もちろん掃除で大事なことはいっぱいある。汚れの種類を知ること、洗剤の選ぶ方、掃除道具の選び方など。ただ自宅の掃除を行っている中で、洗剤や掃除道具は二の次だと感じている。
もちろん洗剤や掃除道具も大事。だけど洗剤や掃除道具は、最低限のルールさえ守っていれば特別変わったものはいらないと思っている。
極論、正しい頻度で家の掃除ができていれば洗剤はほとんどいらない。本当にそうだと思う。
「掃除の頻度」の大切さ

それでも掃除の頻度ってそんなに大事?って思う方もいると思う。でもほんと大事だと思う。
築3か月でピンク汚れが出た話はしたけど、一戸建てはアパートと比べると掃除する場所が増えるし、面積も広くなる。当時の私はどこからどこまで毎日掃除したらいいのか分からないことに悩んでいた。

「掃除の頻度」を知らなかった私はやみくもに家の掃除をしていた。結果、掃除に疲れた。そして掃除をしないから家が汚れた。汚れた家をまたやみくもに掃除するからさらに汚れる。負のスパイラルが当時の私をとりまとっていた。

そんな私もクリンネストで「掃除の頻度」を知ったことで、毎日思い悩むことなく掃除ができるようになった。もし今も独学で掃除をしていたら、枝葉である洗剤選びや掃除道具にこだわって、家はキレイに保つことができていないと思う。
だから「掃除の頻度」が一番大事だと私は思っている。
「掃除の頻度」を知ることで変わった心境

掃除の頻度の話の中で、私が一番影響を受けた話。それが「毎日掃除をしなくていい場所」があるという話。何を当たり前のことを。と思うかもしれない。
でも毎日掃除しなくていい場所が分かると、毎日掃除が出来るようになった。なぜなら今日すべき掃除の場所が明確になったから。
先生からのこの言葉は、今でも私の心に突き刺さっている。
クリンネストには「効率的よく、短時間で、キレイをキープ」という考えがある。共働きの今の時代、まさにその通りだと思う。
毎日の掃除のストレスからの解放

毎日掃除しなくていい場所が分かると気持ちに余裕が生まれた。今日掃除していない場所があっても自分に後ろめたさは無い。なぜならその場所は今日掃除しなくても家をキレイを保てることを知っているから。
結果、私は毎日の時間が有効に使えるようになった。
家族3人暮らしの掃除頻度
ここから戸建ての3人暮らしの掃除頻度を紹介していく。家族の人数や構成によって汚れ具合が違うから目安だと思ってほしい。
家族構成は大人2人と1歳の子供1人。
週1~2回の掃除場所
浴室の洗い場・排水口

浴室の洗い場・排水口は、週1~2回の掃除でいい。しかしピンク汚れやカビの発生を抑えるため、最後はお湯で壁や床に残っている洗剤や皮脂汚れを洗い流して冷水をかけておくのがコツ。
ただウソはつけない。私はお風呂だけはキレイにしたいので毎日洗い場も掃除している。その考え方は後程解説したい。
洗面のボウル・排水口

洗面のボウルと排水口は週1~2回掃除にしている。
ただし、蛇口や蛇口の根本に水がたまっているときは、ピンク汚れや水アカの原因となるので気づいたらその都度拭いている。
トイレの床

トイレの床も週1~2回の掃除でいい。
私の家は大人2人と1歳の子供1人なので、正直そんな床は汚れないから週1回程度の掃除にしている。
ただし、小便器がある場合は別。こまめに床の拭き掃除をしないと臭いが発生する。臭いに関して言うと床拭きよりもトイレ後に必ず流してもらうことが何より大事なんだけど。
トイレ掃除については別の記事で紹介しているので合わせて読んで欲しい。
リビングの床の掃除機がけ

リビングの床の掃除機がけも週1~2回の掃除でいい。また水拭きも同じく毎日する必要はない。
私はできるだけ掃除に時間をかけず家をキレイに保ちたいから、いまは便利なお掃除ロボットにお願いしている。
毎日掃除する場所

ここから毎日の掃除場所を紹介する。毎日の掃除こそ家を「ラク」にキレイを保つ最大のコツ。
先生に言われた言葉が今でも忘れられない。ほど毎日の掃除は大事。
トイレの便器

トイレの便器は毎日掃除が必要。2か所トイレのある家は、どちらかよく使う方だけでも毎日掃除してほしい。
もし毎日トイレ掃除までは出来ないという方は思い切ってトイレを交換するのもいいかも。今は使用後に除菌水を便器に吹きつけるトイレが発売されている。そういったトイレを使用すると掃除の頻度を減らすことができる。
ここでもウソはつけない。正直、私はトイレ掃除を毎日していない。それでも今のところキレイを保つことができている。それはきっと除菌水を吹きつけるトイレを使っているからだと思う。時短にできるのなら、そこにはお金をかけてもいいと思っている。
除菌水のトイレは別の記事で紹介しているので合わせて読んで欲しい。
浴槽

湯船に毎日入るので浴槽も毎日掃除する。
ただ浴槽の掃除方法で勿体ないことをしている人が多い。なので別の記事でお風呂の掃除方法を紹介しているので合わせて読んでほしい。
また私の家では採用を見送ったけれど、最近は浴槽をボタン一つで洗うお風呂も発売されている。私はなぜ採用しなかったのか、長くなるので別の記事で説明しているので興味がある方は読んで欲しい。
キッチンのカウンター

キッチンのカウンターも毎日掃除している。掃除は水拭きで十分。キッチンは20年以上使うもの。簡単に交換できないからこそ、大切に使い続けたい。
ダイニングテーブルを拭く際に、その延長でキッチンのカウンターも一緒に拭いてしまうのがコツ。
リビングの床

フローリングも毎日掃除したい。掃除方法はクイックルワイパーなどでカラ拭きがいい。水拭きまでしなくても十分キレイに保つことができる。
ただ、ここでもウソはつけない。私の家では毎日の乾拭きまでできていない。いまは家電が進化している。だから便利なお掃除ロボットにお願いしている。いい時代だ。
排水口のゴミ

最後にこれだけ。排水口のゴミは必ず毎日とってほしい。排水口の掃除まではしなくていいから。
これをやるだけで排水口の汚れ具合が全然違う。歯磨きするように排水口のゴミとりも毎日してほしい。ここまで読んでくれたあなたならできる。
キレイに保ちたい場所の掃除頻度は上げていく

ここまでの話を踏まえた上で、個人的によりキレイにしたい場所の掃除頻度を上げることが、家をキレイに保つコツ。
我が家が毎日お風呂の洗い場の床まで掃除しているのは、個人的にお風呂は毎日キレイに保ちたいから。なぜならお風呂ではゆったりと物事を考えることができる大切な場所だから。もしピンク汚れやカビがあるとそこに目がいって気になる。だから私は1日10分を犠牲にしてでもいいから、毎日洗い場を掃除し吹き上げまで行っている。
人によってキレイにしたい場所は違う。だから掃除の目安を知った上で、それぞれの家に合わせて変えていくことが家をキレイに保つコツ。ただ掃除の頻度を下げてはいけない。
大掃除は当てにしない
最後に、年末の大掃除はみなさんどうしていますか?
私は年末になればなるほど仕事が忙しく、それを理由に大掃除ができていない。もちろん新築に住んだ年の年末も。当時は大掃除すらできなかった自分を悔やんだ。
しかしクリンネストになった今、年末の大掃除に対する考え方が変わった。大掃除をできず悩んでいる方がいたら安心してほしい。家をキレイに保つことにおいては、大掃除は必要ない。
年末の大掃除に対する疑問

毎年12月頃になると大掃除のテレビ番組が流れるので、年末は大掃除するものだと思う。これまでの私もその1人。
しかし年末の大掃除だけでは家はキレイに保てない。なぜなら、繰り返しになるけれども掃除で最も大事なことは「掃除の頻度」だから。
放置された汚れは簡単にはキレイにならない

大掃除まで放置された1年の汚れは、場所によっては汚れのレベルが高すぎて通常の掃除では落ちない。
結果、高いお金を出してプロのクリーニング業者に依頼せざるおえない。しかも年末のクリーニング業者は忙しく、値段も高い可能性がある。
加えて年明けは家にいることが多く、普段より家は汚れやすい。大掃除をしたことで毎日の掃除を怠ると家はすぐ汚れる。
だからこそテレビ業界の視聴率やクリーニング業界の都合に動かされることなく、日頃の掃除を大切にしてほしい。大掃除に頼ってはいけない。
【まとめ】日頃の掃除が大切

最後に繰り返しになるけど、掃除で大切なのは掃除の頻度。だと私は思っている。手遅れになる前に掃除することで誰もが家を「ラク」してキレイに保つことができる。
この記事で紹介している内容は、クリンネストを学び私なりに取り入れている考え方と掃除方法。
なので、クリンネストの全体を正確に学びたい方、掃除で悩んでいる方はクリンネストの講習を受けてみることをおすすめしたい。