
- 突然お湯が出ないで困った!!
- リモコンに「エラー4」が点滅している...
- 業者さんに連絡してもすぐに来てくれない...
給湯器のトラブル、我が家は大丈夫だと思っていても突然お湯が出ない日が訪れると慌てますよね。
そこでこの記事では、灯油給湯器を販売修理してきた経験から「エラー4」でお湯が出なくなった時の対処方法を解説します。
この記事を読めば、慌てずに正しい行動をとれます。
結論、①灯油の残量確認②灯油を入れる③エア抜きの3ステップで解決できる可能性があります。
こんにちわ。本業の「建築/ガス/掃除/現場監督/自邸建築」の経験と知識から、暮らしに役経つ情報を発信しています。
コロナ灯油給湯器「エラー4」の原因
「エラー4」の原因は油切れかも


コロナの灯油給湯器の取扱説明書を読むと、エラー表示4の原因は以下になります。
- 送油バルブが閉まっている
- 油切れしている
これまでお湯を使っていたのに突然お湯が出ないときは「油切れ」の可能性が高いです。
コロナ灯油給湯器「エラー4」解決策
<手順1>灯油タンクの残量を確認

まずは灯油タンクの油の残量を確認してみましょう。
もし空になっていた場合は、エラー表示4の原因はほぼ油切れだと言ってもいいでしょう。
灯油配達会社に頼むか、ガソリンスタンドに灯油をもらいに行って、灯油を補充しましょう。
- 灯油配達会社に連絡
- ガソリンスタンドへ灯油購入
<手順2>エア抜きを行う

タンクに灯油を入れたのでこれで安心と思いますが、残念ながら、一度タンクが空っぽになった場合、「エア浮き」をしないと灯油給湯器は点火しません。
エア抜きについては、コロナの公式YouTubeで分かりやすく解説してくれています。
URL:https://youtu.be/cwfttqI9XHE?si=KYTTvBm1I90s8R0d
もしご自身で行う場合は、慌てずに正しい手順でエア抜きをしましょう。
エア抜きの方法

少し分かりにくいですが、灯油給湯器には油配管のエアを抜ける場所があります。
今回はコロナの代表的な給湯器「UIB-NX46」について解説します。
まずは前面パネルのビスを2本外すと、右下辺りに灯油タンクからの油配管が入り込んでいる部分があります。そこからエア抜きができます。

上の画像の金色のネジ部分を回すと、プクプクっと空気が含まれた油がジュルジュル出てきます。
空気が抜けきるとプクプクが無くなり、ヌルヌル~と油が出るようになるので、そうなればOK!
だいたい数秒油を抜いたら、エア抜き完了です。
注意点
難しい作業ではないけれど、ネジ周りには配線や配管が混みあっています。配線や配管に注意して、ドライバー又はマイナスドライバーで回してください。心配な時は、無理せず近くの工事店に相談してください。
エア抜きは、以下のものがあれば大体できます!
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 捨ててよい雑巾
灯油ボイラーとタンクの距離が長い場合時は、空気が抜けきるまで時間がかかる時もあります。
<手順3>リモコン切→入で完了

無事エア抜きを終えた後は、リモコンの運転スイッチで、一度「切」にして、再度「入」にしてください。

エラー4が消えればOKです。

エア抜きができていれば、正常に燃焼してお湯が出てくるはずです。
「エラー4」が消えない時
運転スイッチ「入」「切」で、エラー4が消えない場合、考えられる対処法は以下になります。
- ボイラーのコンセントを抜く
- 原因が油切れの他にある可能性があるため、メーカー修理依頼をする
もし内部部品の不良によるエラー表示だった場合、エラー4は消えない可能性があります。
そこは冷静に、まずは一度ボイラーのコンセントを抜いてみましょう。
しばらく経ってからコンセントを差して、エラー4が消えれば、蛇口からお湯が出るか確認してみてください。

もし、コンセントを抜き差ししてもエラー4が消えない場合は、無理せず、販売店やメーカーに相談してください。
コンセントリセットのコツ
コンセントを抜いて数分では、エラー4が消えない場合があります。落ち着いて1時間くらいコンセントを抜いてから差してみてください。
まとめ
突然、お湯が出ないトラブルが起きると焦ると思いますが、冷静に対処方法を検討しましょう。
エラーの表示内容によっては、今回のようにご自身で対処できる時もありますが、商品によってエア抜きの方法は異なります。さらに下手に作業すると、配線を痛めたり、ネジを回すときに力をかけすぎて、更なる被害が起きる等、収拾がつかなる可能性もあります。自己対処すると、自己責任になります。
心配な方は無理せず、近くのガス屋さんやリフォーム会社さん等に相談しましょう。