
- 乾太くんが良いのは分かったけど、デメリットはないかな?
- 乾太くんは工事代を含めると高いから、後悔はしたくない...
乾太くんを採用するしないは、誰しもが直面する悩み。
事前にどれだけ調べても、実際使わないと良し悪しは分からない。
そこで毎日1回以上乾太くんを使っているわたしが、乾太くんを使う上で感じるメリット・デメリットを本音で解説します。
この記事を読めば、まるで乾太くんのヘビーユーザーかのようにメリット・デメリットが分かります。乾太くんの採用に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
乾太くんを採用して感じたメリット10選(個人的順位)
乾太くんの10のメリットは以下になります。
- 洗濯物を干す時間を他に使える
- 乾太くんと洗濯機を同時使用できる
- 乾太くんは乾燥時間を自動計算するから無駄なく早い
- 乾太くんなら靴を40分で乾かせる
- 乾太くんならジーパンも乾かせる
- 乾太くんがあるからオールシーズン生乾き臭なし
- 乾太くんのおかげで衣類のホコリが取れる
- 乾太くんのアプリが意外と便利
- 乾太くんの1回あたりのガス代は安い
- 乾太くんの掃除が簡単だからズボラでもできる(デラックス限定)
それでは順番に解説していきます。
①洗濯物を干す時間を他に使える
個人的乾太くんを採用して感じるメリットの圧倒的NO1は、洗濯物を干す必要がなくなったこと。洗濯機が終わったら、ゴソっと取り出して乾太くんに丸投げ、スイッチON。この数秒で終わること。これが最大のメリット。
乾太くんを使えない服もあるけれど、乾太くんで使えない服は普段着ないから問題ない。
ただ干さなくていいというだけなら、電気式でもいいんじゃないかと思う。もし家族の人数が少なくて、洗濯は1日1回の家庭ならドラム式の洗濯乾燥機で十分。
②乾太くんと洗濯機を同時使用できる
洗濯がたまった週末。予備で置いてあるはずの2つ目のカゴまで洗濯物で大盛状態。洗濯機1回ではまず終わらない量。加えて寝室から布団シーツやまくらカバーを持ち込む。最低3回は洗濯機を回さないと終わらないけれど、貴重な休日を洗濯で終えたくなんかない。
そんな時に乾太くんがいるから全速力で洗濯を片付けられる。1回目の洗濯で大量の洗濯物を洗ってもらいながら待ち時間でほかの家事を行い、1回目の洗濯が終わったら乾太くんにフルスピードで乾燥してもらいながら、洗濯機には2回目の大量の洗濯を行ってもらう。これをもう一回転すれば洗濯物はたいてい終わる。午前中に4時間頑張れば午後からは外出できる。
③乾太くんは乾燥時間を自動計算するから無駄なく早い
頑張れる平日。洗濯物を洗濯機に入れてお風呂に入ると同時にスタート。お風呂から上がるころには洗濯は終わり、そのままの勢いで洗濯物を乾太くんに投入して完了。寝る前にはカラッとすべての乾燥が終わっている。これは便利。
夜の活用はもちろん、朝の活用も見過ごせない。洗濯物をためすぎると、出勤に着ていく服が洗ってないで困ることは多々ある。そんなときでも洗濯機のスピードコースと乾太くんのスピード乾燥があれば間に合う。数か月に1度だけど非常に助かる。
④乾太くんなら靴を40分で乾かせる
靴を洗う。乾太くんがあれば1週間に1回、靴を洗う暮らしができる。下駄箱に汚い靴を入れっぱなしの生活から解放。通勤の靴も週末にリセットし、気分を改めて仕事に臨める。靴の乾燥こそ乾太くんの恩恵を受けられるメリット。
⑤乾太くんならジーパンも乾かせる
アパート時代、乾太くんがなくてジーパンの乾かし方で苦労した。浴室で乾かしても時間がかかる。乾太くんならジーパンも乾かすことができる。あっという間に。これは便利。
⑥乾太くんがあるからオールシーズン生乾き臭なし
梅雨でも生乾き臭なし。雨の日でも生乾き臭なし。除湿器も不要。これは乾太くんを採用したおかげ。生乾き臭ってなんだっけ。理想的な暮らしを実現できている。
⑦乾太くんのおかげで衣類のホコリが取れる
衣類ってこんなホコリがついているのかと驚くほどホコリが回収できる。気持ちいいくらい。洗濯機で汚れが取れて、乾太くんでホコリが取れる。洗濯が好きになる。
⑧乾太くんのアプリが意外と便利
乾太くんを使っている人でアプリを使っている人の割合はどれくらいなのか。おそらく多くの型はアプリまで使っていないと思うけれど、アプリ実は便利。あと何分か簡単に見れるのも便利だし、何よりガス代と電気代の単価を設定するといくらかかったかをアプリで確認できる。アプリで毎回の料金が見れるならもっと早く登録しておけばよかった。
⑨乾太くんの1回あたりのガス代は安い
1回あたりのガス代は、標準なら60円~70円程度。かつ、洗濯物の量が少ない場合、乾燥時間は最短30分程度だから、ガス代は35円~40円程度。思ったよりもガス代は安い。
⑩乾太くんの掃除が簡単だからズボラでもできる(デラックス限定)
乾太くんのデラックスの糸くずフィルターが手前にあること、そしてパカッと開いて片手で持ちながら、ホコリを取れるのがラク。スタンダードの糸くずフィルターは、奥にある上、カバーを取ったらどこかに置かないとホコリを取れない。
こうしたちょっとした掃除が簡単な要素が、ズボラなわたしでもホコリを取ろうかなと思える大切なポイント。デラックスを選んで正解だった。
乾太くんを採用して感じたデメリット10選(個人的順位)
乾太くんの10のデメリットは以下になります。
- 乾太くんを運転すると家のドアが重たくなる
- 乾太くんの運転音がうるさいから深夜・早朝は回せない
- 乾太くんから衣類を取り出しやすい高さに設置すると場所をとる
- 乾太くんで服を乾燥させると洗剤のいい匂いまで消える
- 乾太くんの排気ダクトのカバーが外れやすい
- 乾太くんを造作棚の上に置くと開け閉めで本体がズレる
- 乾太くんを使いすぎて罪悪感がたまに生まれる
- 乾太くんがあっても洗濯物を干す場所は必要
- 乾太くんの操作が分かりにくい(デラックス限定)
- 乾太くんの標準・タイマー以外のコースはいらない
それでは順番に解説していきます。
①乾太くんを運転すると家のドアが重たくなる
致命的なデメリット。高気密で第三種換気をしている方は要注意。乾太くんは想像以上に部屋の空気を屋外へ排出する。つまり家が負圧になりすぎるため、玄関ドアがものすごく重たくなる。重いというか子供では開けれないレベル。大人が体の体重をかけてやっと玄関ドアを開けられるイメージ。
高気密で第三種換気を選ぶ方は、設計士に差圧換気扇はいらないと言われても、乾太くんの近くに設置することをおすすめしたい。
②乾太くんの運転音がうるさいから深夜・早朝は回せない
乾太くんの音は思っていた以上にうるさい。屋内ではさほど気にならない。自分で回しているのだから。ただ外に出るとボーとたくましい音がする。これは近隣からすると迷惑。早起きして家事をするぞと思っても、さすがに5時からボーと音を立てるのは近隣迷惑。
音を制限する屋外カバーもあるけれど、音はする。パワフルだからこその音。仕方ない。
③乾太くんから衣類を取り出しやすい高さに設置すると場所をとる
170㎝以上ある人なら洗濯機の上に乾太くんを置いても衣類の取り出しはできる。でも女性の平均身長は158㎝。家族のだれが一人が使いにくい高さに乾太くんを設置するのはおすすめできない。
だとしたら設置は洗濯機の横。乾太くんで半畳必要だから、人が立つ場所も考えると1畳は必要。坪数に直すと.0.5坪。ここ最近の新築の坪単価は工務店でも70万~80万円。つまり35万~40万。そこに乾太くんの金額が20万近く必要。場所を取るということはお金もかかる。
④乾太くんで服を乾燥させると洗剤のいい匂いまで消える
乾太くんは生乾きの臭い菌を99.9%除菌する。素敵。だけど、乾太くんから取り出した衣服は、洗剤や柔軟剤のいい匂いも消え飛んでいる。
いくら洗濯機に柔軟剤を入れても乾太くんに入れると無臭に。これは仕方ない。
⑤乾太くんの排気ダクトのカバーが外れやすい
乾太くんの排気ダクトは必ず必要。標準はアルミダクトが多い。わたしはアルミダクトで良いと思っているけれど、白いメーカー純正のカバーをつけてみた。
白い樹脂製だから色が変色する心配をしていたけれど、変色の前にカバーが外れてくる。乾太くんはドラム式だから本体は揺れる。その振動でダクトの曲がり部分にあるエルボという部材が外れてアルミダクトが見えている。直してもまたずれる。そこまで気にしないからいいんだけど、アルミダクトむき出しでもよかった。
⑥乾太くんを造作棚の上に置くと開け閉めで本体がズレる
ここ数年で乾太くんの専用棚は増えてきた。だけど、衣類の出し入れをしやすい高さとなると、洗濯機の上ではない。リンナイ推奨品の棚でも使いやすい高さの棚はあるけれど、ランドリールームのデザイン的に造作で棚を作りたいときもある。
我が家は造作で棚を作っている。造作棚のメリットはあるものの、造作棚は専用棚と違って棚と乾太くん本体をビスで固定する仕様ではない。だから乾太くんの扉をバンバンと開け閉めすると本体が少しずつずれてくる。斜めになったなと思ったらズリズリ手で戻すだけなんだけど、地味に面倒だったりする。
⑦乾太くんを使いすぎて罪悪感がたまに生まれる
ほぼ乾太くんを毎日使っている。乾太くんのおかげで1日あたり10分から15分くらい洗濯物を干し時間を時短できている。つまり他に使える時間を生み出している。だけど、その時間をダラダラ過ごしてしまうと、罪悪感が生まれる。
時短家電は、時間を短縮して自由に使える時間を生み出すことがメリット。家事の時間を減らしてもっと仕事・育児に時間を回してこそ乾太くんを採用した意味がある。空いた時間を有効に使えるように行動を変えないといけない。と思うときがある。
⑧乾太くんがあっても洗濯物を干す場所は必要
乾太くんがあっても室内干しするシーンは多い。下着や乾燥できない布団、ウール系の衣類など。だから乾太くんがあっても室内干しできる空間はある程度必要。乾太くんがあるから、ランドリールームを小さく設計してしまうと家事がしにくい家になる可能性がある。
⑨乾太くんの操作が分かりにくい(デラックス限定)
乾太くんのデラックスの操作ボタンは非常に近代的でありスマート。だけど使いにくい。というか操作が分からない。特に歯車マークの設定ボタン。英語のL1からL2、L3、L4と続いていくけど、あれで分かる人は誰もいないと思う。
コース選定の操作はまだわかる。でも標準から時計回りの1回目でタイマーに切り替わるのは考えられていると思う。けれど、半時計周りに回したら花粉モードになる。これはなぜと思う。まず花粉モードはあまり使わないし、季節性もある。消費者の使い勝手を考えると、厚物コースとかのほうが使いやすいんじゃないかなと思う。
⑩乾太くんの標準・タイマー以外のコースはいらない
最後はお金の話。乾太くんはリンナイの並々ならぬ研究開発と消費者の声を聴いた商品開発力が強みだと思っている。だけど、正直言って大半の人がいらないと思うようなコースが多い。花粉コース、マイルドコース、消臭コースほか。特にデラックスの話だけど、選べるコースを増やさないでいいから値段を下げてほしい。
消費者がデラックスが選ぶ大半の理由は糸くずフィルターが手前にあるからだと思う。それだけだとデラックスという名前にふさわしい値段設定ができないからコースをたくさんつけたと思わざるおえない。標準とタイマーさえあれば十分。と今は思っている。