
キレイなお風呂で1日の疲れを取りたい。子供がいるので安心して入れるキレイなお風呂を保ちたい。私がそうだった。
しかし、お風呂掃除はちょっと怠るとピンク汚れが出てくるのも事実。
そこで毎日キレイなお風呂に入るために、お掃除のプロ、クリンネストとして実際に自宅で行っているお掃除をシェアする。お風呂掃除の参考にしてほしい。
カビは放置するとプロでも取れない

掃除の方法の話の前に、まず知ってほしい事実がある。
それは放置された進行した重症のカビは掃除のプロでも取れないということ。カビは「生きているカビ」と「死滅しているカビ」があり、死滅してしていると強力なハイターで漬け置きしても取れない。コーキングのカビが取れないときはカビが死んじゃったのかなと思う。もうその段階まで来てしまったら、買い替えを考えないといけない。
それでもネットにあふれている情報を参考に、無理にカビを取ろうすると、「周りのゴムまで溶けた」とか「周囲が焼けて色がついてしまった」なんて事故も起こるから無理は厳禁。
だからこそ、そうなる前の日頃からのお掃除が何より大切という話。
ピンク汚れはブラシ掃除では完全に取れない

もう1つだけ。それはピンク汚れは洗剤を使ってブラシでこすると見た目ではキレイになるけど、実はそこにピンク汚れの菌はまだ生きているという残念な事実。だからまたすぐピンク汚れが出てくる。そしてそのままピンク汚れを放置しておくと今度はピンク汚れを餌に黒カビが出てくる。
もしすでにピンク汚れが発生しやすいところが分かっていれば、掃除後にアルコール用エタノールを吹きかけてほしい。これで菌をやっつけることができる。ここまでやればピンク汚れの再発を抑え込める。市販のドラックストアで売っている消毒用エタノールで十分。もし家にストックがない家庭は1本購入しておいても無駄にはならないと思う。リンク
前置きが長くなってしまったけれども、やはり日頃のお掃除が大切という話。
毎日行うお風呂掃除

ここからお風呂掃除について解説する。1分でできるから毎日の入浴後に行ってほしい。
いまのところ自宅は毎日入浴後に行っているから、キレイを保つことができている。
お風呂全体をお湯と水で洗い流す

お風呂から上がる前、または上がった後でもいい。1分で終わるので必ずやってほしいこと。まずお風呂の壁と床にお湯をかけて洗剤残りや皮脂汚れを洗い流してから水をかける。水をかけておくだけでピンク汚れやカビの発生をグンと抑えることができる。
浴槽の掃除

浴槽に毎日浸かる家は、毎日浴槽を洗うようにしてほしい。自宅はできるだけ毎日浴槽に浸かって一日の汚れを吹き飛ばしたいので、毎日浴槽を洗っている。
もしこれから新築やリフォームする方は、人工大理石の浴槽またはホーローの浴槽にグレードアップすることで浴槽に汚れをつきにくくできるからおすすめ。どうしてもメーカー標準のFRPだと樹脂で柔らかいから黄ばみや青いラインが出てきやすい。
毎日浴槽掃除してほしいけれども、もし家族の入浴時間がバラバラになった場合は、その日に掃除なんかできない日もある。その時は最後に入る人に、お湯で汚れを洗い流して水をかけてもらうようにお願いしておけばそれでもいい。
鏡の吹き上げ

放置するとプロでも取れないのが鏡の水アカ。だからこそ、毎日鏡は吹き上げてほしい。理想はちゃんとした道具で吹き上げるのがいいんだけど、自分が拭いたバスタオルでも大丈夫だと言われている。身体拭いた流れでそのまま鏡も拭けば数秒しかかからない。
ただ正直なところバスタオルだとどうしても拭ききれない。気になる方は一応プロがおすすめするものを紹介しておく。必ずこれでないといけないわけではない。ホームセンターに売っているマイクロファイバーでも割と吹き上げできる。
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+α頑張れる人 蛇口の吹き上げ

もう少し頑張れる人は、そのまま蛇口の吹き上げもしてほしい。鏡を拭いた後、そのまま蛇口も拭いてあげれば1分で終わる。
吹き上げるとき、蛇口の下の吐水口と呼ばれる水が出てくるところもしっかりと拭くのがコツ。裏側ほど水アカがつきやすく、放置された水アカは取りにくいから。
自宅は毎日鏡を拭いたついでに蛇口を吹き上げている。蛇口がピカピカしているとそれだけでお風呂全体がキレイに見える気がするから、なのでもう少し頑張れる人は蛇口の吹き上げまでを毎日の掃除だと思って取り入れてほしい。
1週間の1~2回のお風呂掃除

毎日お風呂掃除をコツコツ行うと、掃除している自分に自信がついてくると思う。私がそうだったから。その勢いで次は1週間に1~2回程度行ってほしい掃除も同様にしてほしい。
とはいえ1週間に1回の掃除は忘れがち。だから曜日を決めるのがコツ。毎週金曜日とか。私はそうしている。
洗い場床

洗い場は、1週間に最低1回掃除したい。
掃除道具はブラシ。スポンジとか柔らかいブラシで掃除する人もいるけど、固めのブラシじゃないと汚れは落ちにくい。そのためコシのあるブラシを使ってほしい。
私が使っているブラシはTOTOの専用品。またはプロがおすすめしているブラシも買い替えする人にはおすすめ。リンク
もしピンク汚れが出てくるところがあれば、繰り返しの説明になるがブラシ掃除後に消毒用のエタノールを吹きかける。床掃除と同じタイミングで行うことで、ピンク汚れを抑え込めるので合わせて行うことをおすすめする。リンク
排水口

ピンク汚れが一番発生しやすい排水口。床を掃除するタイミングで一緒に掃除する。メーカーによって違うけども、細かいパーツも取れるはずなのでそこも掃除したい。蓄積した皮脂汚れがピンク汚れのエサになるので、しっかりと1週間に1回はリセットしておく。
定期的に防カビの煙を焚く

入居時の一番最初に行う方も多い防カビの煙剤。これは定期的に活用してほしい。防カビを焚く理由は天井の防カビ予防。
なぜなら、天井にカビが発生すると、カビの胞子が上から下に降りてくる。つまり、カビ胞子が降り落ちてきた床がカビやすいから。
だから、定期邸に煙を焚くことをお願いしたい。1度焚いても効果は永続しない。メーカーよって異なると思うけど、2か月持続が多いから2か月ごとに使用することがベスト。
ただし、赤ちゃんがいる家庭で薬剤が少し心配という方は無理にする必要はない。家族の人数や家族構成によって、掃除の方法は変わる。その場合はクイックルワイパーにアルコールを吹きかけて天井を拭いてあげるといい。
【コツ】洗剤を使いすぎない

洗剤をシュシュシューーと浴槽に吹きかけて、さらに床にもシュシュシューと何度も吹きかけて掃除してませんか?掃除の勉強する前の私がまさにそう。お風呂掃除となったらお風呂全体に何度も吹きかけていた。その数はたぶん10回以上。これはただの洗剤の無駄使い。でもそれぐらいしないと汚れが落ちないと思っていた。だけどこれは大間違い。
まずプロは、洗剤を直接お風呂に吹きかけない。スポンジに洗剤を吹きかけて掃除する。よくCMやテレビでシュッシュと吹きかけているのを見るけど、私は一つのパフォーマンスだと思っている。スポンジに洗剤を吹きかけていては絵にならない。ただし洗剤の説明欄には汚れに吹き付けてと書いてあるから間違いではないけれども。
使う洗剤の量は、浴槽の掃除であればスポンジに2プッシュ吹きかけるだけでお釣りがくるほど。大量の洗剤を使うのは洗剤と水の無駄使い。洗剤を流すことに時間と水を使う羽目に。洗剤を多く使えば使うほど、汚れを落としたいのか洗剤を落としたいのか分からなくなる。
適量で使っていれば洗剤1本で3か月は持つ。
使う洗剤は、リンレイがおすすめ。私は防カビタイプを使用している。リンク
【コツ】家族の入浴時間がバラバラの時の掃除方法

子供が大きくなるとお風呂の時間がバラバラに。または夜勤がある家庭も入浴時間はバラバラ。入浴時間がまとまっていれば最後の人が掃除できるけど、バラバラに入浴する時はどうしたらいいのか悩んでいる方もいるはず。私もその1人。
これに関しては、自分が入浴した後に毎日行う掃除を行えばれそれで充分。誰かが入浴した後に掃除しなきゃと思うとそれは辛いし出来ない。だから自分が入ったら掃除する。これで充分。家族の人には最後に水かけておいてほしいと、それだけお願いするだけで十分。
【コツ】排水口のゴミは毎日捨てる

排水口の掃除は1週間に1回程度でいいんだけど、髪の毛のゴミは毎日捨てるのがコツ。これだけでピンク汚れの汚れ具合が全然違う。髪の毛に付着した水分がピンク汚れを作り出す原因の1つになるから。
これも家族の入浴時間がバラバラのときは、自分が入浴したときだけでいい。家族の入浴時間を考えたりせず、その時間と思考は他に使っていく。
【コツ】掃除道具にこだわる

最後にお風呂掃除で使っている掃除道具を紹介する。もちろん100均とかのブラシでもいいんだけど、消耗が早いからあまりおすすめしない。耐久性があるからこれを使ってほしい。